過払い金請求は保証人でもできる!?

過払い金請求は保証人でもできる!?

過払い金請求では、数十万円ものお金が返ってきたという話も珍しくありません。グレーゾーン金利で長期にわたってキャッシングやローンを利用していた場合、過払い金が発生していることがほとんどだと言えるでしょう。

しかし、こうした過払い金の請求は、原則としてお金を借り、返済した本人が行うことになっています。たとえ家族であっても、親の過払い金を子どもが無断で請求して手に入れたりすることはできないのです。

また、債務者が作った借金をその配偶者が肩代わりして返済した場合も、金融機関にお金を返したのはあくまでも債務者本人という形になっていますから、配偶者が過払い金を請求することはできません。

しかし、連帯保証人の場合は、条件が異なります。連帯保証人は、貸金業者が認めている「債務を連帯して負っている人」です。グレーゾーン金利が適用されていた頃に連帯保証人になった経験があるという人は、もしかしたら、お金が戻ってくるチャンスがあるかもしれません。

借金の連帯保証人とは

借金の連帯保証人というのは、万が一債務者の支払いが滞った場合に、債権者に対して債務を肩代わりして支払う、という契約を貸金業者と結んだ人のことです。 債務者が約定通りの返済を行っていれば、特に返済を迫られることはありません。しかし、債務者の支払いが途絶えてしまうと、債権者は連帯保証人から債権を回収しようと動きはじめます。債務者が支払い不能になった時点で、連帯保証人が代わりに債務者の借金を返済しなければならない義務を負うのです。

こうして借金を返済することになった場合、連帯保証人が返済したお金に過払い金が発生する可能性が出てきます。もちろん、法律に基づいた法定金利での貸し付けであった場合は、過払い金が発生することはありません。しかし、グレーゾーン金利と呼ばれる高金利での借金の返済を肩代わりしていた場合は、過払い金が発生します。

連帯保証人が過払い金の返還請求をする

連帯保証人であっても、法定金利以上の金利での借金返済を行っていた場合は、過払い金が発生していますから、返還請求をすることができます。 しかし、連帯保証人になっている借金で生じた全ての過払い金に対して請求ができるわけではない場合もあるので、注意が必要です。

債務者だけが借金を返済していた場合

連帯保証人に請求が行くことなく、債務者が全額を返済していた場合は、たとえ過払い金が発生していたとしても連帯保証人にそれを請求する権利はありません。なぜなら、借金を返済していたのは債務者であって、連帯保証人ではないからです。 債務者が返済した借金の過払い金を請求できるのは、債務者本人だけなのです。

連帯保証人だけが借金を返済していた場合

債務者が一切返済をせずに逃げてしまったなどの理由で、連帯保証人だけが借金を返済していた場合は、全ての過払い金に対して連帯保証人が返還請求をすることができます。 また、債務者が支払いをしていた時点では過払い金が発生しておらず、連帯保証人が債務を引き継いだ後で過払い金が発生した場合もこれと同様です。発生した過払い金に対する返還請求は、全て保証人が行うことができます。

債務者と連帯保証人双方が返済していた場合

債務者と連帯保証人の双方が借金を返済し、どちらの返済に対しても過払い金が発生していた場合は、二人とも、自分自身が支払った部分に対する過払い金請求をすることができます。

この時に注意すべきなのが、債務者が支払った分に関しての過払い金請求は、連帯保証人にはできないということです。

連帯保証人が支払った借金の過払い金を債務者が返還請求する

それでは、反対に、連帯保証人が支払った借金に対して債務者が過払い金返還請求をすることはできるのでしょうか。 これは、原則としてできません。消費者金融から連帯保証人に請求が行って正規の手続きを踏んで返済したものであれば、過払い金請求ができるのは、返済した本人である連帯保証人だけなのです。ただし、「連帯保証人なんだから、返済用の金を用立ててくれ」などと個人的なやりとりをして融通したお金に関してはこの限りではないので、気を付けてください。

債務者が過払い金請求することと連帯保証人の関係

連帯保証人になっていた借金に対して債務者が過払い金請求をした場合は、どのようなことが起こるのでしょうか。 債務者による過払い金請求と連帯保証人の関係について見てみましょう。

債務者による完済後

債務者によって借金が完済された後であれば、過払い金請求をされたとしても連帯保証人になんらのマイナスになることはありません。もちろん、過払い金を受け取るのは債務者だけなのでプラスになることもなく、何事も起こらないと言えるでしょう。 債務者が過払い金請求をしたということすら知らないままで、全てが終わる可能性もあります。

債務者による完済前

注意しなければいけないのは、借金の返済が完了していない場合です。 司法書士や弁護士が間に立って過払い金の請求手続きを進めていくと、消費者金融などの債権者は債務者に直接連絡を取ることができなくなります。 しかし、連帯保証人に関してはそうではありません。直接連絡を取り、返済を迫ることができるのです。

そのため、債務者が過払い金請求を考えている場合は、保証人と債務者双方が一緒に司法書士などに相談に行くようにしましょう。そうすることで、司法書士側でも状況を正確に理解して、スムーズに手続きを進めることができるようになるのです。

実際に請求するためには

連帯保証人が実際に過払い金請求を行うためには、いくつかのステップが必要となります。

債務者本人が過払い金請求を行う場合よりも判断が難しいケースが多くなるため、まずは専門家に相談するのがお勧めです。アヴァンス法律事務所では、連帯保証人の過払い金請求に関しても相談を受け付けています。過払い金請求や債務整理に特化した法律事務所ですから、安心してお任せください。

本当に過払い金が発生しているのか

過払い金が発生していなければ、いくら連帯保証人が返済をしていた借金であっても、過払い金請求をすることはできません。 まず、アヴァンス法律事務所の無料電話相談で、本当に過払い金が発生しているかどうかを確かめてみましょう。

返済の明細や、いつ頃、どこに、いくらくらい返したのかがわかれば、過払い金が発生しているかどうかをおおまかに判断することができます。

連帯保証人に請求する権利があるのか

過払い金が発生していたとしても、その時点で債務者が返済をしていれば、あるいは保証人が返済したという履歴が残っていなければ、連帯保証人による過払い金請求は行えません。

これを確かめるためにも、また、過払い金を正確に算出して請求を行うためにも、金融業者から取引履歴を取り寄せる必要があります。アヴァンス法律事務所なら、無料でこうした書類を取り寄せ、過払い金請求手続きを進めることができます。

貸金業者との応対や過払い金請求の判断

貸金業者に過払い金請求を行うこと自体は、個人であっても可能です。しかし、本当に過払い金が発生しているのかどうかの判断は、個人ではなかなか難しい部分です。また、貸金業者の応対も、相手が個人だと思うと適当にあしらわれてしまうこともあり、なかなか話が進まないケースが多々あります。

判断の難しい部分のある連帯保証人の過払い金請求は、専門家に依頼することでご本人の負担を少なくして、過払い金請求手続きを行うことができるようになります。

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